認知症を改善させるには、『評価をもとにした治療』するだけ!【前頭葉(前頭前野・運動野)・側頭葉・頭頂葉を使った卓上療法とは】

【評価結果をもとにした治療】

認知症を改善させるには、『評価をもとにした治療』実施するだけです。
それだけで、あなたの目の前にいる認知症の方は劇的に改善します。
逆に「評価を疎かにした治療」は当てずっぽで、改善は期待できません。
この予防マニュアルvol.3では、評価をもとにした、卓上療法、運動療法、整体治療、食事療法、芳香療法についてお伝えします。
さらに、改善スピードをより加速させるために、家族指導と治療者に必要な2つの考えについてもお伝えします。


【卓上療法】

卓上療法とは、音読、計算、塗り絵、パズル、書字などを用いて、機能低下している脳の箇所を改善させる訓練の総称です。
当協会では、必ず卓上療法を取り入れています。卓上療法を行うことで、明らかに症状の変化や改善させることができます。
しかし、当協会には「卓上療法をやっても変化がないのはなぜ?」という質問が多くきます。それは「適切な評価をしていないから」です。
少し知識をお持ちの方であれば、認知症といえば海馬の機能低下だとおっしゃられる方が多いです。間違いではありません。しかし、脳には海馬以外に前
頭葉、側頭葉、頭頂葉、後頭葉があります。
また、症状も物忘れ以外にたくさんあります。
認知症の方が「海馬の機能低下が原因で症状が物忘れ」なら、評価をしなくても、記憶を改善させる同じ内容の卓上療法を行うことで改善できます。
しかし、症状や原因はバラバラです。


前頭葉(前頭前野・運動野)
前頭葉は大きく2つに分かれます。前頭前野と運動野です。

前頭前野
脳の司令塔と言われる部位で、主な働きとして、考える、記
憶する、感情をコントロールする、アイディアを出す、状況
に合わせた判断をする、学んだ知識や知恵を生かすなどがあり、人としての
理性を保つために重要な働きをしています。前頭前野の機能が低下すると、
中核症状も出現することになりますが、周辺症状が強く出る場合も多くあり
ます。軽度認知障害~認知症初期の段階で問題になるのは、中核症状よりも
周辺症状ですので、前頭前野を鍛えることは非常に重要です。

運動野
運動野は読んで字の通り、運動を司る部位。運動野は、運動計画をたてる、
運動を記憶する、筋肉と神経へ運動の命令を送る働きがあります。
運動野の機能低下があると適切な体の動きができなかったり、すぐに転倒し
たり、体が物にぶつかったりなどの危険性があります。

前頭葉への卓上療法
前頭前野:数字の計算、間違い探し、点つなぎ、抑制課題など…

運動前野:ボール投げ、指の運動、声かけ足踏みなど…


側頭葉
側頭葉は左右に位置する脳部位です。


働きは、言語機能(聞く、理解する、喋る)、物品認知、色の識別、記憶、顔の識別、状況判断などがあります。
側頭葉が機能低下すると言語的コミュニケーションの欠如、物品操作困難、人を見ても誰かわからない、状況が理解できないなど日常生活に大きな支障をきたします

側頭葉への卓上療法
文章の読み書き、顔認識課題、物を覚える訓練、色ぬりなど…


頭頂葉
頭頂葉は脳の頭の頂きに位置する脳部位です。

働きとして、感覚情報を受け取り前頭葉へ伝える、視空間認知、構成機能があります。
頭頂葉機能が低下すると、感覚が鈍くなり火傷や痛みに気づかない、物品を掴んで離してがしづらくなる、道に迷うなどの症状を認めます。
物品を掴んで離しづらくなったら手作業はしづらくなりますよね。道に迷うことが増えたら外出しなくなりますよね。
頭頂葉への卓上療法触る物を当てる、立体パズル、大小認知課題、写し絵など…。

引用文献
最新認知症予防・改善マニュアル
日本認知症リハビリテーション協会
代表 岡本 一馬


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