図表3 症状が出現した時期を推定するための具体的な質問例

図表3 症状が出現した時期を推定するための具体的な質問例

「今日の朝(あるいは昨日の夜)はいかがでしたか?」

⇒(時間単位の症状を調査)

「昨日はいかがでしたか?」

⇒(1日単位での症状を調査)

「今週のはじめはいかがでしたか?」

⇒(数日単位での症状を調査)

「先月の今頃はいかがでしたか?」

⇒(月単位での症状を調査)

「お盆(あるいはゴールデンウィーク、お正月)の頃はいかがでしたか?」

⇒(日本の高齢者はこれからの時節のことは覚えていることが多いので、発症時期の推定に便利です)

「昨年の今頃はいかがでしたか?」

⇒(年単位での症状を調査)

上記の知識を得て情報収集を行ったところ、

近所の人から「今週はじめまでは押し車を転がして買い物に行く姿も見かけていたのですが、数日姿を見かけないので様子を見に行くと、家の中を這って移動していました。身寄りがなく、介護サービスも利用していないようです」という情報もえました。

「元気がなく、動けない」という漠然とした訴えから、ADLは自立していて独居も可能であった高齢女性が、数日の経過で自力での移動も難しいくらいに急速にADLが低下してしまったという病歴を得ることができました。

*ここがポイント

高齢者の漠然とした訴えは詳細な病歴聴取で具体化しよう

・質問は「食事、トイレ、着替え、薬」から連想して、日常生活を明らかにする。

・「いつから、何ができなくなったのか?」をはっきりさせよう。

 

引用文献
参考文献
著書 JJNスペシャル NO.88 医学書院 岩田充永
急変予防&対応ガイドマップ 高齢者救急

 

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