【自然気胸(肺気胸)手術 体験談】8 ~症状 再発 ストレス 痛み 治療 原因~


  30代前半 男性  体験から学びましょう
1. 持病をお持ちですか?

自然気胸(肺気胸)。肺の中の袋に自然と穴が開き肺の中にある袋が縮む病気。

2. 手術に入る前先生からどのような説明がありましたか?

自然気胸(肺気胸)という肺が勝手に縮んでゆく、正確に言えば肺の中にある袋に穴が開きどんどん小さくなってしまい呼吸する度に胸に激痛が走り呼吸困難になる病気を患ったため、手術をする事になりました。先生からは程度によっては放置していても自然と元に戻る病気だがここでしっかり手術し治療すれば再発の可能性はぐんと減るという説明を受けました。

3. 手術前どのような症状がありましたか?

手術をしなくても程度によっては安静にしてるだけで元に戻る病気です。どうしても身体にメスを入れたくないという場合は無理に手術する必要はないですが、過去に数回同じ病気で呼吸するたびに苦しくなり何日も休みをもらったりしていた身だったので、再発の可能性を下げるためにも手術を選ぶ必要がありました。他に病状としては肺の中の袋が縮んでいるためか、その場で軽く飛び跳ねると肺の中の袋が動くのが体感できます。そのため息をするたびに激痛が走る等した際に気胸だった場合はその場で飛び跳ねると気胸かどうか自分でも軽く判断する事が出来ます。

4. 手術を行うに際して、どのくらい入院しましたか? 

入院期間は大体1週間とちょっとくらいだったと思います。手術をした後も肺の袋が肺の器その物に癒着するための期間が必要だったため、手術後も2,3日程は退院できずにいたと思います。手術前から手術後にかけては4人部屋に入り、そこには3人のおじさんが入院していたのを覚えています。初めて部屋に訪れた時におじさんの一人が気さくに「いらっしゃぁ~い」と声をかけてくれたのも強く記憶に残っています。3人のおじさんはそれぞれが違う理由で勿論入院していたわけですが、それなりに皆が入院期間が長引いているのか3人で気さくに世間話をするくらいに打ち解け合っていました。自分はその中でまだ学生の身分だったために今どきの学校ではどんな事をしてるのかとか、他にはおじさんたちが子供のころはどうだったか等の他愛ない話をしたのをはっきり覚えています。

5. 入院費用はどのくらいでしたか?

おおよそ保険が効いた際には15万前後、保険を使わなければ30万程だと思います。

6. 病院食はどのような食事でしたか?

少し柔らかめのご飯とお味噌汁、時には煮魚やポテトサラダ、ブロッコリー等の緑黄色野菜を煮たもの等、どれも栄養士が栄養管理した上で柔らかく減塩薄味で料理してくれた食事が日に3度出たと思います。勿論手術前は絶食でした。

7. 入院中に我慢してたことはありますか?どのように一日を過ごしてましたか?

手術後の晩と手術後の入院中にまた再発した際の緊急処理等では只管痛みに我慢した記憶があります。自分の人生においてもその時の痛みほど辛く我慢するのが厳しかったものは無かったと思います。余りの痛さに一瞬で身体中が汗まみれになり、呼吸一つするにも激痛で中々しずらかった記憶がはっきりと残ってます。痛くてたまらなく身動き一つ大変だったため、それでも必死に我慢した上で当時持っていたMDウォークマンを使い少しでも気持ちを紛らわせようと食いしばっていました。

8. 診断され、手術前にセカンドオピニオンはされましたか?

セカンドオピニオンはせず、また担当医師にもその件で特に相談はしておりません。

9. 手術後の後遺症はございますか?

後遺症は無し。手術の際には5,6か所にメスを入れそこから管をつっこむ手術をしたので、その切った5,6か所がミミズ腫れのようになり普段は着替え等を行う時に擦れてそのか所が妙に気になる程度でした。ですがこれは手術を経験した人間ならば誰にでも当てはまる事ですが、季節の変わり目や気圧が変わった際等に傷口が妙にズキズキと痛むようになり数年間はその症状がひく事はありませんでした。ただ手術のおかげで気胸になる比率が格段に下がり、気胸が原因で行事を休むという事も滅多になくなってくれました。それでも高校の時に手術してから再度大学在学中に1度だけ気胸が原因で休んだ事がありましたが、その際には数日自然に治るのを待ちそこからは今に至るまで一度も気胸が原因で行事を休む事も再発もありません。

10. 手術後、日常生活で気をつけていることはございますか?

手術後しばらくは激しい運動等は控えるように言われていたので、数か月の間は体育の授業等を休んだりまた激しいランニングや身体を力んだりと胸に負担が掛かる事を避ける努力はしていました。



11. 入院に対して、どのようなものを用意し、持参しましたか?

持ち込んだものは携帯ゲーム機、ガラケー、MDウォークマン、他には着替え用の下着とパジャマ、身体を拭くためのタオルや歯磨き等を持参しました。入院して数日後には自分の父親が暇つぶしとして昔持っていたブラックジャックの漫画を紙袋に詰め込んで持ってきてくれたのを覚えています。

12. どこの病院に入院しましたか?

静岡にある総合病院に入院し、そこの呼吸器科に見てもらいました。4人部屋だったと思います。手術後には個人部屋に移動しました。

13. 担当医師や看護師の対応はどうでしたか?

手術前も手術後も担当医師や看護師の方々含めとても丁寧な対応をしてくれました。ただ一つ気になる事があったとすれば、採決をしてくれる看護師が研修中の方なのかまだ入って間もないのか単純に下手なだけなのか…注射がえらい下手でハンコ注射でもされたような激痛がしたのを覚えています。

14. 入院中、これがあったら良いという物を答えてください

激痛を乗り切れたというものとして、ウォークマンが挙げられます。夜中に激痛で目が覚めてしまい苦痛で悶絶し汗だくになる中、暗闇の中でも気持ちを少しでも別に紛らわせてくれたのがその時はMDウォークマンでした。兎に角夜中に激痛に襲われどうしようもない時に少しでも気を紛らわせてくれるもの必要だと思います。

15. 手術前と手術後の変化はどうですか?

手術後は劇的に気胸が起こりにくくなりましたが、代わりに季節の変わり目や気圧が変化した時に傷口が痛む事が起こるようになりました。

16. 今思えばこうしたほうがよかったな~ということはありますか?

初めての手術と言う事もあり麻酔を受ける時もはしゃぎながら中々眠らなかったせいなのか、夜中に目が覚めてしまいその結果酷い激痛に襲われる事になったと思います。そのため麻酔のガスを吸ったらもうそのまま朝まで目を覚まさないつもりでなるべくたくさん吸い込むつもりで、身体も安静にして変に興奮しないようにすれば夜中に目が覚めたりして痛い思いをする事もなかったのかもしれません。

17. 同じような病気をお持ちの方に対して話しておきたいことやためになるような話は?

気胸は身体が軽く細い人がなりやすい病気なので、兎に角日ごろから食べるものはしっかり食べて、運動をして体力をつけるなど、身体造りをした方が良いです。虚弱体質な人ならば無理強い出来ませんが、その場合は下手に激しい動きをしないように心がけ気胸が起きにくいような行動をすると良いと思います。またコラーゲンが非常に有効と言う事なので常日頃からコラーゲンを摂取することを心掛けると良いと思います。

18. 手術後、リハビリは行いましたか?

リハビリは一切行っておりません。むしろ下手に動き回ると折角肺の器に癒着した肺の袋がはがれてしまう恐れがあったため、退院後も数か月はなるべく安静にしていました。

19. 手術に際して家族の反応は?

手術で入院するといつもより皆優しくなってくれます。ちょっとしたわがままも聞いてくれますが、あまりそれに甘えるのもよくないと思いなるべくわがままを言わないようにしました。母親が特に横についてくれて話し相手になってくれました。

20. その他、手術の経験や体験で、手術経験の無い方に、話したいことをお話ください。

手術の内容にもよりますが、体にメスを入れる手術経験者なら必ず通らねばならぬ道があります。手術後の夜は絶対目を途中で覚ましてはならないという事を強くお伝えしたいです。当時同学年で同じ病気により入院した人がいましたが、その人は運よく麻酔がしっかり効いてくれており夜中に目が覚める事なく何の苦痛も味わうことなく気胸の手術をしました。変に麻酔に抵抗しようなんてせずにすべて身を任せて朝までしっかり目が覚めない様に、絶対目が覚めない様に心がけてください。とりわけまだ未成年等若ければ若い程、術後の痛みは強く現れます。朝になれば痛みは引くのでやはり夜中です。夜中に目が覚めてしまうと兎に角地獄です。また気胸の手術が成功して治ったからと言っても絶対油断してはいけません。もう大丈夫だというのを確認するために変に力んだりはしゃぐなんてもっての外です。当時の自分はとても愚か者だったので激痛を乗り越えて気胸が完治したと喜び大いにはしゃいでしまいました。素直に布団の上でじっと安静にしてればよかったのにそんな馬鹿な事したせいで完全に肺の袋が器に癒着する前にまたはがれてしまい、緊急対応として全身麻酔をせずに切った穴に再度管を入れ直し、肺の袋と肺の器の間に身体を軽く腐らせる薬を流し込まれました。これにより粘着性を帯びさせ再び肺の袋を糊でくっ付ける容量で肺の器に癒着させるというものです。管を入れる時も思わず声が漏れる程痛かったですし、その後の肺を腐らせる工程が手術後の夜の再来かと思う程に激痛でした。一瞬で汗まみれになり身動き一つとれないほどの苦痛に襲われ続けたのです。気胸の手術は人によっては簡単に終わるものですが、自分の様に酷く苦痛の連続を味わう羽目になるような人間もいることを知っておいて下さい。そして気胸の手術をする際には兎に角絶対安静。完全に肺に癒着するまで下手に動いたりもしてはいけません。そのことをしっかり頭に入れておいていただけると自分の経験が無駄にならずにすむと思います。

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